住宅を作り出す、建築設計について

設計に定評のある事務所は

2013年調べでは

少し古い記録になりますが、デザインこそ平凡でもそのインパクトはどの建築士事務所よりも優れていると評されるところがある。デザインが平凡というと悪く聞こえてしまいますが、果たして『平凡』と意味する建築の基準がどこに位置しているかが問題といえる。基準なんてものはそもそも存在するのかどうかすら危うい業界だというのに、ここで語られる平凡と言われるものが全ての価値基準を決定してしまうのは、よろしくない話だ。

地味と称されながらも、建築士の実力もあって事務所が提供する設計した建築物の評価が著しく高く評価されているところが何処かというと、『日建設計』という企業が挙げられます。この企業は2位以下を大きく引き離す形で当時のランキングで見事栄光の1位を獲得しています。評価ポイントも軒並み高いのですが、やはり建物のデザインが可もなく不可もなくといった意見が多く見られたとのこと。無難ではあるものの、機能性などでは大きく日建設計が引き離しているものの、建物の印象がどうにかならないのかというのが依頼した人たちが思った点だという。

別に目立たなければ建築物ではない、などと言うものではない。デザインよりはやはり機能が優れていないとダメだという結論に到達しそうだが、そうとは言い切れない面もあるようです。

デザインについては

日建設計は比較的発注者側からの好意見で見事に1位を獲得しましたが、その一方で依頼した人の意見をあまり尊重しない、こだわりめいたプライドが感じられる意見が集まっている。デザインについては基本、アトリエ系建築事務所が10位までを占めていて、そこに食い込むことはありませんでした。ただその他の意見では気になるところがあったので、まずは良いと感じた部分で上位10位にランクインしたものを、ランクとともにまとめてみよう。

このように、建築物として建物としての品質はもちろん、建築する際にどうしても気になってしまうコスト面、またその後のアフターサービスやトラブルについても、対応が素晴らしいという意見が集まった。この段階で日建設計が好まれているかが見て取れます。

ただ一方で気になったのが、『依頼人が要請した建築物への要望』という点で少し難ありだと感じると答えた人が多かった。

要望を受け入れるかどうか

顧客からの要望は全面的に聞き入れて、最大限理想を叶えられるように配慮するというのは、日本らしさ溢れるサービス精神の強さだ。しかし一方では尊重しすぎるがあまり、企業としての個性が感じられないという欠点が見られるとまで思われるかもしれません。

ただ日建設計の場合、顧客からの要望を聞き入れて再現度が高いかどうかについては、なんとデザイン性に引き続いて『上位10位ランク外』となっているのだ。つまりだ、我が強くて要望は聞き入れてくれなくても、建物は信頼できるくらいに素晴らしいものになっているという。それは本当に良い企業といえるのかどうか、やや疑問が残る結果だ。

デザイン重視は重視で

だからアトリエ系建築事務所が良いかというと、そこはそこで別の問題が生じる。それこそ建築士があまりにこうでないとダメだという個性と世界観を作品に投影したい、そう考えている人が後を絶たないとのこと。それを依頼した側がOKする場合もありますが、中にはありえないほどの施工費にとてもではないが受け入れられないと断ってしまうケースも後を絶たないとのこと。これはこれで日建設計とは違った問題点が浮き彫りになります。

この業界も難がありそうだ。

デザインよりもやはり

全体的な意見をまとめると、デザインが良い建築物であれば企業ブランドとしてインパクトをもたせられる一方で、実現させるだけの費用がなければならない。また無理して実現させても、後から機能性に乏しい建物であれば粗が出てきてしまい、また別の問題が発生するなど自転車操業状態に陥ってしまいがち。

それならばまだデザインは突飛でなくとも安全・安心かつ、機能性に比重をおいた平凡なデザインでも優れた建物を作ってくれる日建設計が良いと考えるに至るようだ。ここでもそうだが、やはり無難な結論に至るようです。個人の住宅にしても、法人のオフィスにしても、デザイン重視にして機能不全な建物よりは、例えどこかで見たことがあるデザインでも、最新設備が設置されて使いやすさだけなら日本一な建築物の方が良いと答えるようだ。

なんとも合理的な考え方ですが、これが当たり前なのかもしれません。

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